「言葉にしないと伝わらない」の本当の意味。

言語化しよう。

ふと思い立った。

 

朝の冷たい空気も、焼けつくような日差しも、夜を彩る虫の音も。

 

とまではさすがに言えないんだけど、少なくとも日頃思っていることを僕たちは半分も言葉にしないままに生きていると思う。

 

 

 

まず最近好きな曲を思い浮かべてみてほしい。

それを誰かに聞いてほしいときの言葉は、意識しないうちは「これ良いから聴いてみて!」になることが多いんじゃないだろうか。

薦められた人の判断材料は、曲ではなく、薦めた人との関係性やその場の気分に移るだろう。

そういう時に「ギターがかっこいいから」や「歌詞が素晴らしいから」という付加情報があればだいぶ違うと思う。

 

つまり何が言いたいかと言うと、結局自分が好きなモノも人間は言葉にして表さないことの方が多いんじゃないかなということ。

 

例えば昔好きだった女の子。

なんで好きだったのか、好きだった頃に言葉にちゃんとしなかったから、今になっては何が好きだったのかを全く思い出せなかったりする。

 

例えばすごく良いライブを見た数週間後。

何が良かったのか、どこに感動したのか、全く思い出せない時がある。

ただ良かったという漠然とした体験。

それはそれで悪くないんだけど、誰かと感想を共有しようとするときに困ったりする。

 

「言葉にしないと伝わらない」という歌詞はもしかしたら言葉にしないと自分にすら伝わらない感情がたくさんあるということなんじゃないかな。

 

感情って思考と違ってコントロールできないし、自分で分析することがたまには必要なのかなって。

 

なんて雑記。

 

といっても、何でもかんでも言葉にするのも違うと思っていて、肝要なのは大事なところだけは言葉にして口に出すことかなとも思う。

言葉にする割合を4割を6割にできたらそれだけで分かることが増えるんじゃないかな、と感じたお話でした。

 

てことで言ったライブの感想を書こうと思ったというお話でもありました。