IDOLY PRIDE Zepp Tour 繋ぐ in Nagoya (サニーピース oneman live)

昨年6月に即売会(はちはじ)で友人が出した同人アイプラ攻略本(週刊少年プライド)が面白かったのでゲームを始め、ようやく都合がついたのでライブに行くことができました。

 

Zeppツアーの名古屋はサニーピースのワンマンライブでした。ゲームはそれなりに触っているものの、ゲームであまり出てこない曲も多いので曲の予習練度にかなり差がある中での参戦。オタク旅行を兼ねていたので視察程度の気持ちだったんですが、今こうやって古いブログを引っ張り出して書くくらいには突き動かされております。

 

たぶん羽田のネタバレが存在しているので気をつけてください。

 

アニメは去年見たもののゲームのストーリーに手をつけるタイミングがなくて、結局行きの電車でようやく東京編をコンプリートする始末。『EVERYDAY SUNNYDAY!』まではアニメ視聴で理解できるけど『SUNNY PEACE for You and Me!』は東京編を読んだことで理解ができたので結論から言うと見ておいてよかったです。

 

ライブの前日に名古屋入りして5-6人くらいで泊まってたんですが、宿は古き良きホテルでした。老夫婦っぽい二人が受付等やっており、とりあえずいろいろと古かったんですが結果的にいい宿でしたね。前日はとりあえず名古屋料理をいろいろといただきました。鰻は浜松で食べてきました。

 

当日はとりあえずアイプラ初めてでライブ中の服も棒も何もないので物販へ。11時くらいに着いたら前に100人弱くらい並んでたのかな、朝から寒いのにご苦労様です。そこから13時半まで知り合いと合流して駄弁りながら待ってたんですが、日陰は寒い。物販をこんなに待ったのが久々なので疲れた。羽田は再考します。物販購入後に後ろの列を見たら長すぎてびっくりしたので、何時に来ても待つのかもしれない……異常なスピードで会計をしていた結束バンドLIVE-恒星-を少しだけ見習ってほしい。

 

ともかくTシャツ(2種)とタオルと棒を最低限購入しておけば今後困ることはないでしょう。600円ガチャはガチャというかスタッフさん任せになる上に、見えている景品の数から当たる確率がかなり低いと思ったので、最低限カブリが発生しないと思われる数だけ買ってみました。衣装キーホルダーとリスバンが両方雫。なるほど。

 

物販後は味噌煮込みうどんの山本屋総本店。味噌カツ手羽先もすでに前日食べており、次に名古屋に来るタイミングがあればきしめんを食べてコンプリートできそうです。

 

特にライブ前にやることもなかったので宿ではんなりしてから再びZeppへ。

ライブ直前にTシャツだけで並ぶのは本当に寒かったんですが、オルスタライブでそれなりの番号持ってる時の鉄則として外のロッカーにすべてを預けて場所を取ることがあるので、今回は我慢してました10分ならセーフ。厚着してきたセーターとかも大体は宿に置いてきたのですが、終演後は寒かったです。風邪ひかなかったのでよし。

 

また、オルスタの鉄則その2「ポケットに入る飲み物を持っていって手ぶらを作る」なのですが、今回は財布とスマホと飲み物と光る棒を入れたらジャンプするときにさすがにズボンがずり落ちそうな雰囲気を出していたので、近くの柵に飲み物は置かせてもらいました。なんか昔は大丈夫だったのにな。

 

ライブの話。

 

舞台の演出の面ではものすごくシンプル。ほかのアイプラ公演に全く行っていないので比較対象が直近で「演出がシンプルだよね~」って話していたナナシス2053なのですが、ナナシスはスクリーンや小物が結構あって演出をしていたけどアイプラは演者パワーでほぼすべて何とかしようとしている。

舞台上にあるのはIDOLY PRIDEのサインと照明を映えさせる用の鉄柱だけで、スクリーンとかもなかったです。映像にする気なさそう~!!!

 

カッコいい入りSEから始まったのは"SUNNY PEACE HARMONY"。知ってる曲だ! 出てきた5人はそれぞれが個性たっぷりで、各キャラの雰囲気を纏っていました。何よりそのキャラの声で歌っている…!と、声優ライブ1年生みたいな感想しか出てこないぼく。

それもそのはず、アイプラはできるだけ声優さんの情報を入れずにここまで来たので、初めて拝見するのがライブだとこういう感想が出てきてしまうんですよね。この曲は隣でピンクを振っていたオタクが高尾奏音さんに爆レスもらってました。僕も隣なので実質もらったようなものだと思います。曲中のレス向きのタイミングでオタクに振りを合わせてレスするタイプの方には場慣れしてるな〜って思います。そういえば高尾さん見るのは神田明神でESD見たとき以来かもしれない。

ちなみに、さにぴはーもにーは最初の曲なので、メンバーのパフォーマンスもどっしりしていました。とか書きたかったんですが、実際の僕は「さにぴが、おる・・・!」くらいの、偏差値3の感想しか持ってませんでした。

 

そこから"Shining Days"。この曲を2曲目にやると一度落ち着くのかなと思ったんですが、曲中通してぴょんぴょんしてるので1曲目より体力を消費した気がします。こういう曲はたいてい回数を重ねると味がしてくるので何度もライブに来て噛みたいと思います。

 

そしてストリングスからの歌の入りが秀麗な"EVERYDAY! SUNNYDAY!"。NEXT VENUSグランプリでこれ新曲として聴く体験、したかった〜!(存在しない体験) こんなに元気が出る曲あります?ってくらい輝いてる。

あとでまた書くけど菅野真衣さんの特異性にこのあたりで気づき始めました。みんなが「王」って呼んでて何?って思ってたけどこれは2024年最初にして最大の発見でしたね。アイプラ生放送で「いつも声が高いさにぴの人」というざっくり認識でいてごめんなさい……と心の中で謝りました。本当に輝いている人っているんですね。全体見ててもいろんなタイミングで視線を引き寄せられる。

この曲はライブ後にMVを見返したんですが、各々がさにぴとして輝くまでのストーリーが5分にぎゅっとしてて本当に好きです。

 

youtu.be

 

MCを挟んでソロ・ユニット曲コーナーへ。朝11時入りの話があったのですが、その頃から並んでて~!って言われてました。あんまり見られたくない。それにしても1週間労働してたらMCの内容すっ飛んでたので、労働は悪!って叫んでる。

 

ソロ・ユニット曲は全体的にあまり聴きこんでこれなかったので、ライブという場所で初めてちゃんと聴くことができたものもあって、よかったなと思います。ライブで1度聴いた曲をその後音源として聴くことで解像度が上がることが多い気がする。もちろん先に音源をしっかり聴いていることも大事なので、基本的には新曲をちゃんとチェックしていたいんだけど。

 

まず遥子さんの"voyage"。アイドル歌謡曲ですが、今井美樹の曲とかと比べるとちょっと若いようなイメージですかね、南野陽子とかイメージしてそう。

演じる佐々木奈緒さんはさにぴに入ると結構身長が高く見えるんですが162cmと聞いて逆に驚きました(Twitter調べ)。でも相対的に身長が高くてお姉さんな感じもあり、歌声も優しくて聞きほれてしまいました。身長が高いお姉さん的なダンスってあるじゃないですか。そつなくこなしている感じとか。いいですよね。

 

そこから怜が出てきて"Do you believe in music?"を披露。これはポップでいい曲ですよね~ 文脈をもっと捉えられるようになったらもっと良く聴こえてくる曲なんだろうな、と思っているのでもっとエピソード読み込もうって思った曲でした。

 

怜にバトンタッチしたら"No.1☆"へ。このビッグバンドの豪華な曲はいつか生演奏で披露されることはありますか???

それは置いておいて、結城萌子さんはとってもカワイイ声ですよね。それでいて声を張るとホールに綺麗に通る声質で、聴いていて気持ちいいです。この曲もサビのメロディーには同じ音程が多いんですが、そこを続けられると~!!!ってなります。裏声になるところも綺麗ですよね。ちなみに、もし恋の復刻をやろうとしたら鬼労働に巻き込まれて終わってしまったのを、今、とても悔やんでいます。

 

あとオタクが宿でこの曲のラスサビに3連飛びポがあるって教えてくれたのでキメに合わせて飛びました。

 

千紗の"ちいさな物語"は最新シングルに入っているソロ曲で、これは割と聴いてました。イントロのメルヘンチックな部分から突然目が覚めるようなスタートで、曲全体が物語のように展開していくのが特徴的な曲ですよね。作るのが難しそう…という視点で見てしまう。この曲もラスサビにキメが入るので飛ぶって教えられたのですが気持ちよくなっていたので完全に忘れていました。高尾さんの表情がとっても素敵だったな~~~!!!

 

雫の"drop"は観客みんなかなり待っていた曲だったらしく、歓声が大きかったように思われます。僕もこの曲を最初に聴いたときに「これは・・・サクライケンタ曲!?」と楽曲派の顔つきをしてしまったので、イントロでブチ上がりました。

後で語られたのですが、最初のイントロのセリフは、サクライケンタ(多分)が提案して首藤さんが考えたらしいです。いやしかし誰が雫の曲にサクライケンタ呼ぼうって言いだしたんだよ・・・アイドルオタクは知ってる作曲家ってのが雫の設定にもあってると思います。

首藤さん(しゅきたや)に関してはハルウララ役のイメージが強かったので、別の面が見れてうれしいです。やっぱり演技を仕事にしている人はいろんな役を通して多角的に見たいよね。

 

そしてさくらの"もういいよ"へ。

この曲、実はちゃんと聞いたことなかったんですよね。でも結果的にあのライブ体験が初"もういいよ"だったのはどう考えても120点です。いや68931692356点くらいあるかもしれません。どこまでも伸びていくような菅野さんの歌声、胸がぎゅっとなるようなしぐさに全員が息をのんでステージを見ていました。最後の「もういいよ」がZepp Nagoyaにもたらした空気をしばらく忘れることはなさそうです。本当にすごい人に出会ってしまったのかもしれない・・・と思ってしまいました。

 

MC挟んで"サマーホリディ"。みんなで「それは夏のせい!」って言うのとっても楽しかった。夏のせいにする曲、好きです。ほかの曲に隠れてるけどこの曲も十分変な曲だよな・・・と思うことがよくあります。タオル買ってたのでタオル振り回せてよかったよ。

 

そこから"全力!絶対!!カウントダウン!!!"。この曲、イントロの雰囲気とAメロ以降の流れが全然違って意表を突かれたのを覚えてます。絶対ファイオーみたいな曲が来ると思ったのにストリングスアレンジの曲だとは思わなくて。ライブではやっぱりみんなでカウントダウンするところが楽しかったです。曲が楽しくさせてくれようとしているところでまず楽しくなるのが守破離の守だってオタク教科書にも書いてありましたし、いろんな楽しみ方をたくさんライブに行く中で見つけていきたいですよね。この曲はサニピ5人の間の絆の歌だって捉えてるんですが、ここから東京編の流れになると思うと感動もひとしおです。

 

次のカバー曲、札幌は音源化されている"Daytime Moon"だったと聞いたので普通にそうだと思ってたら急に"les plumes"歌い出してその場の全員変なテンションになっちゃってました。これ映像化しなくていいんですか?????kz曲ライブで浴びるの久々すぎてめっちゃ高まりました。これも僕にとってはまだまだ掘り切れてない、これからの曲ですね。ポテンシャルしかないな。

 

ここからラストスパート。

 

まず"SUNNY PEACE for You and Me!"。行きの電車で東京編読んだのでそこで味付けされており、全身に染み渡るサニピゆあみでした。もうこの辺りはワイワイすることもできずただステージから発せられる輝きを受け止めることで精一杯でした。これが、サニーピース・・・という気持ちなんですよ。(サイリウムを握って涙を流すオタクの図)

 

そして今回個人的にいちばんよかった"Hi5でピースサイン!"に続きます。サニーピースがどんなアイドルでありたいか、という曲の後にもってくるのがこの曲なの、もう胸がいっぱいになりました。みんなで歌うイントロ、そしてHi-five(ハイタッチの意)でピースサインはまさに"EVERYDAY! SUNNYDAY!"で描かれたピースでのハイタッチそのものなんですよね。この曲は東京編で見つけた、「ファンの想いを受け止めて、歌に込めて返す そしてまた、届いた想いを受け止めて、歌に込める」という最初の想いを歌った歌詞でもあると思うのですが、それを怜が「抱きしめて」千紗が「信じてる」と言っているようにも聞こえて、自分たちの最初の想いがどれだけ大切かを自覚した歌になっているのがめちゃくちゃいいなと思いました。これBIG4編早く読まないと…って今なってます。読んでます。労働の合間に。それにしてもさっき言ったように結城さんのよく通る声で「抱きしめて」って言われたとき、ジェットコースターで落ちてるときのフワっとした感じが身体を駆け抜けました。あれ何?恋に落ちる音みたいなやつですか?本当に良い曲ですね、本当に今回のライブで一番良かったのはこういう体験ができたことだと思う。

 

 

本編最後が"Let's Go!Let's Go!ピース!ピース!"です。なんだこの7分もある曲は。北川勝利曲は総じて4分台後半から5分半くらいでどの曲もボリュームたっぷりだな~と思ってたんですが、これが音源リリースされたときに7分もあって何!?ってなったんですが、途中で聴いたことないパートが入っていたので納得しました。いや今でも納得はしてません。この曲の癒しポイントは「でゅわでゅわ」だと思います。まあわかりやすくポスト渋谷系ですよね~これ聴くと2003年くらいのcupsule聴きたくなる。とりあえずポンポン振ってたらレスもらえました。ありがとうポンポン制作部のみなさん・・・(僕が物販並んでる間に作ってたらしい)

 

曲中は全員でジャンプしながらさにぴを応援するめちゃくちゃな7分でした。曲中は脳内物質が出ているのでいいのですが、冷静に何やってるんですかね。楽しいからいいか。

 

本編終わってアンコールしようとしたんですが、まあ全員バラバラで逆に良かった(?) 統率性があったらなんか圧があるので。でも途中であきらめようとしたときにオタクに「アンコールしないとサニピ帰っちゃうぞ!」って言われたので数年ぶりに本気でアンコールしました。出てきてくれました。よかった~

 

アンコール1曲目は新曲の"メロディーズ"。綴り不明なのでとりあえず。あんまり記憶になくて、きれいな曲だな~って思いました。また羽田で聴けると思うのでそこでしっかり聴きたいです。

 

最後はご挨拶があって、まあ声優さんへの知識があまりないうちはこういうところから理解が少しでも深まればいいなと思ってたんですが、割とイメージ通りというか、こういう人が演じていたんだという意外性は特になかったです。しゅきたやって呼び方だけは面白いと思う。

 

最後は"サヨナラから始まる物語"ですね。僕のアイプラ体験は同人誌→アニメなのでアニメのクライマックスだったこの曲を初めてのアイプラライブで見れたのは幸運でした!

 

全体的に客の雰囲気もライブを楽しむことに全力って感じで、それでいて僕の周りは平和でした。世界混沌聴こえてきたときさすがに笑ってしまった。

 

とまあそんな感じで初ライブはとても楽しく終わり、気持ちよく打ち上げに行ったらオタクはずっと蓮の話をしていました。そして僕はこの旅でDay1/Liella!という素晴らしい曲を知ることができました。なんで?翌日の月テン大阪はみんなアイプラの話をしていたらしいので、僕もいつかアイプラの話をしたいです。

 

来週は羽田なので楽しんでいきましょう。よく考えたらサニピ以上に予習していないので今週は予習します。よろしくお願いいたします。